相続の相談はどこにすれば良いのか。相談無料の司法書士事務所が解説します。
相続について専門家に相談することも考えてみたけれど、弁護士・司法書士・行政書士・税理士など法律を使いこなす専門家の種類が多すぎて、誰に相談すればいいかわからない。
こんな風にお悩みの方も多くいらっしゃるかと思います。
法律は我々の生活に密接に関わっているにも関わらず普段気にすることなんてないですよね。
今回は、各専門家にはどんな相談が向いているのかをまとめました。
■専門家の特徴とどんな相談が向いているか
1.弁護士
訴訟に関する業務を含め、法的紛争に関わる代理業務は、弁護士の専権です。
遺産相続問題に限らず、慰謝料請求訴訟などを起こしたい場合などあらゆる法律問題に対して弁護士は対応することができます。
特に、遺産分割、遺留分に関する相談など、紛争の可能性ある事柄は、弁護士に相談することをお勧めします。
2.行政書士
手続きに必要な書類の作成を依頼したい場合は行政書士が向いています。
行政書士は文書作成のプロフェッショナルともいえます。
行政書士には代理権はありません。
また、相続人の調査を依頼することも可能です。
4.税理士
税理士は、税金の専門家です。
相続問題の中でも、とりわけ相続税に関する問題は重要ですよね。
そして、相続税を払うべきケースが、近年の法改正により増えています。
そうした場合は、税務申告のプロ、税理士に相談するのがおすすめです。
生前贈与を考えている場合も税理士に相談することをお勧めします。
4.司法書士
不動産の所有権が移転した時には、原則、所有権移転の登記をする必要があります。
そうした登記のプロ、それが司法書士です。
そして、相続財産の中に不動産が含まれている場合は非常に多く、相続手続きに関わる事が多いのも司法書士であると思います。
登記に関するものの他には、遺言書の作成や遺言の執行を依頼することもできます。
■まとめ
法律はなかなか分かりにくいため、専門家に相談することは非常に重要です。
そして、上記のように、法律の専門家と一口にいっても、様々です。
そのため、ミスマッチを防ぐため、自分が相談したいことをあらかじめ明確にした上で、相談する相手も選んでみてはいかがでしょうか。